先週末は東京でアイステーションの講習会を聞きにいってきました。アイステーションといっても皆様には何のコッチャと思われるかもしれません。同級生の斎宮君が開発した新しい(といっても数年前から試作はされていた)矯正治療のインプラントアンカーです。これにより、とりあえず今は上あごですが、患者さんの負担がとても少なく、かつ確実に奥歯のコントロールが出来るようになったと思います。今後、色んな可能性を含めて臨床への応用を考えて行きたいと考えています。とてもためになりました。
翌日は飛行機の出発まで時間があったので、散歩がてら、ホテルを取った水道橋から浜松町まで歩いてみました。12月とは思えない暖かさで、楽しい散歩でした。東京で時間が出来ると、出来るだけ歩いて移動して、土地勘やら、その土地の風景を覚えるようにしています。今回も白山通りを通って東京ドームを越えると、外堀通り、日大街を通り抜け神保町、今矯正医会でお世話になっている三鈴印刷など、書籍の町です。内堀通りに当たりました。ぽかぽかした陽気の中、最近よく聴くジョガーがたくさんジョギングしていました。皇居を右に見ながら、桜田門外の変の桜田門を見ると、ジョギングしている人たちのアップエリアになっているのでしょうか。広場にたくさんのトレーニングうエアの人たちが居ました。
内堀通りを後にすると、霞ヶ関です。首都なんだなぁと思いました。その後サラリーマンの聖地、新橋、虎ノ門とはこのあたりだったのかと理解し、外堀通りと再び対面、水道橋でも外堀通りだったことを考えると、江戸城はかなり広いのだなあと思いました。愛宕神社を経て浜松町。少し汗さえかきましたが楽しい散歩でした。
東京を歩くと、町がいつまでたっても途切れず、表情を変えながら続いて行くことに驚かされます。東京の人は当たり前に思っていても、地方から出たことのない私にとっては驚きです。電車も、秋田では1時間に1本、2-3両の電車ががらがらなのに対し、東京では2-3分ごとに15両以上の電車が来るのにどれも満員です。あちこちで工事が行なわれ、町が活況を呈しています。帰ってきた秋田とは違う景色です。
先に新幹線が開通した青森にも、勤務していたことがあります。地元の方々はどれだけ喜ばしく思っているでしょう。インフラ整備も大切ですが、地方都市に住む僕たち自身が元気で、やる気を持ち続けることが大切だと思いました。