大人の流儀
先日、同級生Opの野口君と飲みに行きました。色々なことを久しぶりに話し、とても楽しく過ごしました。野口君は読書家で、最近の一押しは伊集院静さんの「大人の流儀」であると言っていたので、購入し呼んでみました。
伊集院静さんの文章は、最近まで新幹線内の雑誌に掲載されていて良く目にしていました。仙台在住の事もあり、文章を読むと景色が広がってくるようで興味深く呼んでいました。今回「大人の流儀」には、他の内容もたくさんあり、先に読んだ長谷部誠選手の「心を整える」と対比することもありました。同じ事柄に対し、違う考えをお持ちのお二人のようですが、共に芯の部分では同じ強い気持ちと愛情を持っているのだと思いました。長谷部選手は若く、今後も含め、自分を律する意思が強く現れれいるように思え、伊集院静さんは、そうやって一生懸命やってきても中には叶わぬこともあり、それを知った優しさが現れているように見えました。どちらも興味深く読むことが出来ました。
このところ、自分を振り返る時間が出来ました。普通の人間である私ですが、なぜだか周りには能力が高く、素晴らしい方ばかりでした。大学を卒業後、そのレベルについていくために20年間必死に学び、努力してきたつもりです。昨年くらいからガソリンが切れたように、心も体も動かなくなりました。色々とあったお仕事も断れるものは全て断って、少し自分を見直す時間を作りたいと思いました。24歳で卒業し、健康であればおそらく実労働は40年くらいではないかと思います。丁度半分を過ぎて、もう半分を走れるだけの心と体のケアをするべきときなのかもしれません。
いい時に、いい本と出合い、そして話が弾む友もいます。すこしやすんで、もう少ししたら走り始めたいと思います。