2013年9月

　9月13日は午後から秋田県歯科医師会、学校歯科衛生理事の神先生と歯科医師会館で打ち合わせを行ないました。秋田市歯科医師会として学校検診に関する講演依頼を行なったのでその打ち合わせです。とても熱く、そして考えの深い方で打ち合わせをしているだけで感動し、エネルギーが湧いてきました。その流れで夜は秋田県歯科医師会第1回公衆衛生・学校歯科衛生合同委員会を行ないました。私は初めて参加する会で、とても緊張していました。しかし形式にとらわれる会ではなく、本当に真剣に児童生徒、そして県民の口の中の状況、ひいては全身の健康の向上を議論する凄い会でした。半日を普段使わないことに頭を使い、疲れましたが良い頭の体操になりました。とっても熱いものを得られた一日でした。

　今日の午後は秋田市学校保健大会でした。医科、歯科、薬科、養護教諭、各学校長、栄養教諭、などが一同に会し、各部会の研究成果などを報告する会です。いつも土曜の午後でしたので参加していなかったのですが、今期からお役目を拝命し参加することとなりました。こちらも昨日に引き続きなんでしょう！皆さん凄く児童生徒のことを考えて活動、研究、行動していらっしゃるではありませんか。今回は防災と防災教育･管理のお話を中学校長部から、そして食物アレルギーに対する対応を小学校長部と保育所から発表いただきました。震災はまだ記憶に新しく、秋田も日本海中部地震などを経験しています。何時かは分かりませんが必ず必要な準備です。また、食物アレルギーに対する具体的な対応のお話も初めて伺いました。どちらも病院での防災対策、そして歯科医師として食育に関わるお話はとても勉強になりました。

　2日間、診療時間が少なくなりましたが、未来につながるとても貴重な時間でした。知らないことに知らない振りをする自分もいましたが、昨日と今日でもっと積極的な姿勢を自分に求めるようになりました。手を広げすぎて何も出来なくなってはいけませんが、少しずつでも進む姿勢を持ち続けたいと思います。皆様により良い情報を提供できるように努力します。

　少し前になりますが、8月24日、25日は東北大学歯学部の卒後研修会でした。25日は菅原準二先生の講演がマル一日で、かねてから目指す医療と思っているのですが、1人ではできません。どんなに口でスタッフに説明してもなかなか伝わりません。百聞は一見にしかず。よい機会なのでスタッフと同行することにしました。残念ながら体調を崩したスタッフがいけず、スタッフ1名が同行しました。僕も改めて勉強になりましたし、励みになりました。スタッフにとっては今までにない刺激になったようです。本当に一緒に行って良かった。

　前日の24日には、ケースプレゼンテーションということで不肖私、「一口腔単位の視点で「矯正歯科」を戦略に加えてみませんか」という題で発表させていただきました。私を含め6名のプレゼンテーターが発表しました。この内容をスタッフも見るわけで、他の方々に比べ見劣りのするプレゼンテーション、症例では今後スタッフの信頼を得るどころか失ってしまう可能性もあります。色々な意味でかなり緊張する発表でした。

　幸い、スタッフの信頼はまだあるようで今も、いや、今まで以上にバリバリと頑張ってくれています。菅原先生の講演も、臨床もすばらしいものでしたが、先輩を超えるのが後輩の役目。なんとか追いつき追い越せの気持ちでこれからも臨床に望みたいと思います。スタッフの皆さん、患者さん、どうぞこれからも宜しくお願いいたします。