本日、郵便物を見たら、先日行なった小学校の講義の感想文が、感謝の手紙とともに送られてきました。4年生なので、充分な理解とは行かない部分もあったようですが、おおむね伝えたい事は伝わっているように思えました。そして、それ以上にあの頃の年代の児童は、自身の口の中を観察することで、色々な興味や、発想を持っているのだと改めて感じました。面白い視点だなぁと思う文章がたくさんあり、こちらも勉強になりました。
また、学校からもお礼の言葉を頂き、私自身はもっと何かしなければと思っているのに、とても恐縮してしまいました。これから、児童の質問にお返事を書き、これらの健康意識が一時で終わらないようにお手伝いをして行きたいと思います。
そして、当院では、中学校二年生のお子さんに、カリエスリスクテスト(虫歯を作る危険度はその人その人により異なります。それを明らかにし、個別の対策をとっていくために行なう検査をこう呼びます〉を行なうことになりました。過去に行なっていましたが、だいぶ時間も経過したことから、現在の状態を確認し、新たに対策を練り直すためです。
そうすると、その方の希望で、夏休みの自由研究の課題にしたいとのことでした。当院で通常行なっている検査が、患者さんの健康意識の向上に寄与するとは、何と嬉しいことではないでしょうか。私が考えたわけでなくその患者さんの発想も嬉しかったですし、何かためになればよいと思っています。
歯科は治療だけでなく、予防を中心に考える時代になりました。でもその意識は徐々に変わっていく物で、まだ定着しているとはいえません。少しでもそういった意識の定着に役に立てれば良いと思い、臨床を続けて行きます。