臨床研修機関
先週、待ちに待った臨床研修機関指定証が届きました。矯正歯科に関し、基礎研修(大学歯学部のみ)を終えた方々の臨床研修ができるという指定です。基礎研修と臨床研修を終了して日本矯正歯科学会の認定医を取る権利が生まれます。その上で試験を受け、受かった方が晴れて認定医となることが出来ます。
私自身が認定医、専門医を取得し、やっと臨床研修機関を申請できる状態になりました。しかし、申請しても必ずしも通るわけではなく、昨年の7月に申請を行なってから不安に思いながら過ごしてきました。本当に嬉しく思います。ひとえに私を指導してくださった多くの指導教官の皆様のおかげだと思います。ありがとうございました。
指導的立場に立ったと言う事は、よりいっそう襟をただし真摯に患者さんに向き合い、その姿を後輩に見せる、伝えるということだと思います。私が先輩方から教わってきたものを、プラスアルファをつけて後輩に伝え、もっと良い臨床を患者さんに提供できる後輩を育てることだと思います。それが患者さんのためにもなり、社会や地域のためにもなり、後輩のためにもなるのだと思います。まだレジデントは在籍していませんが、今後医院の理念や持っている技術を誰かに伝えていければと思います。