矯正Q&A

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矯正Q&A

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矯正歯科全般について

Q1. 「頼れる矯正医師」とはどんな人でしょうか?

A1. 長期間に渡る治療において、気になることや不安点を遠慮しないで話せる歯科医師です。

歯並びの治療は終了まで2年以上かかり、治療後も歯列が安定するまで数年単位での時間を必要とします。
そのため、歯科医師となんでも話せる、信頼し合える関係を築くことが大切となります。

頼れる矯正医師を見つける指標の一つとして、「日本矯正歯科学会 専門医」という資格があります。
専門の研修を受け学会から認定されて「認定医」となり、その後多くの症例を扱い試験に合格すると「専門医」となることができます。

当院では、日本矯正歯科学会専門医である院長が豊富な経験を活かして、あなたにとってよりよい治療を行わせていただきます。

Q2. 歯並びが悪いとなぜダメなの?

A2. むし歯の悪化や発音のしにくさなど、生活面で大きな影響を与える場合があります。

歯並びの乱れは、以下のトラブルを引き起こしている可能性があります。

  • 歯みがきがしにくいためむし歯になりやすい
  • きちんとした発音がしにくい
  • 噛みにくいので消化が悪くなりやすい
  • 顎の変形などを引き起こすリスクが有る
  • 口の周りの環境に悪影響を及ぼすこともある

上記のようなことは、必ず起こるわけではありません。
しかし、口は食べたり、喋ったりする大切な器官ですから、歯並びが乱れていると他の部分にも影響が出る可能性は高いと言えます。

スポーツ選手が行う矯正治療も全身への影響を考えてのことです。
いつまでも自分の歯で美味しく食べられるように、口の中の環境を整える矯正治療をご検討ください。

Q3. 唇側からの矯正治療(表側矯正)と舌側矯正(裏側矯正)の違いとは?

A3. ワイヤーとブラケット(固定装置)の取り付け位置が異なります。

歯に接着させるブラケットという装置を歯の表側につけるのが「唇側からの矯正治療」、歯の裏側につけるのが「舌側矯正」です。
「矯正装置の見た目が気になる」という方には、「舌側矯正」をおすすめしています。

「唇側からの矯正治療」でも、「舌側矯正」でも仕上がりに大きな違いはありませんが、「舌側矯正」の方が治療の難易度が上がるため治療費用が高くなることをご了承ください。
また「唇側からの矯正治療」の場合も、半透明のブラケットなど目立ちにくい矯正装置がありますので、さまざまな選択肢の中から患者さまに最適な矯正法をお選びいただけます。

Q4. 矯正歯科治療では抜歯が必要ですか?

A4. 抜歯をしなくてもよいようなプラン設計を心がけています。

当院では、不必要な抜歯はしないよう心がけています。
あごを広げることや、歯の幅を狭くしたりすることで隙間を作ることができれば、抜歯せずに矯正を行えるケースもあります。
どうしても充分なスペースが作れない場合には、親知らずや他の歯を抜去して治療を行うことがあります。

Q5. 矯正歯科の治療期間と通院間隔はどのくらいですか?

A5. 症例によって異なりますが治療は約2~4年、通院期間は1か月ごととお考えください。

治療法や患者さまの症例によっても異なるので一概には言えませんが、歯並び全体をワイヤー矯正で治療した場合に2~4年かかります。
月に1回通院いただき、矯正装置の調整とメインテナンスを行います。

また、治療が終わったあとも歯並びを安定させるための装置(保定装置)を取り付けてお過ごし頂く必要があります。
保定期間は少なくとも5年お付き合いいただいています。

Q6. 治療中の痛みはありますか?

A6. できるだけ痛みを減らせるよう努めています。

矯正は顎骨の中で歯が動く治療のため、歯を動かす力によって痛みが加わります。
柔らかい力がかかるよう調整したり、セルフライゲーションブラケットを使用したりなど、できるだけ痛みを減らせるよう努めています。

Q7. 矯正装置が壊れた時にはどうしたらいいですか?

A7. できるだけお早めに当院までお越しください。

矯正装置は長期間に渡って使用するため、破損や装置の脱落などが起こることもあります。
トラブルの際は次回の通院を待たず、できるだけ早めにご連絡ください。

Q8. 矯正治療中、食べ物の制限はありますか?

A8. 矯正装置が取れやすくなる・装置の隙間に挟まることがあるため、硬いもの、繊維質なもの、粘り気のあるものはお控えください。

矯正装置の隙間に挟まったり、装置がはがれたりすることがあります。
例えば以下のような食材はお控えください。

  • 歯に張り付きやすい粘り気があるもの(キャラメルやグミ、お餅、チーズなど)
  • 繊維質で矯正装置に挟まりやすいもの(アスパラガス、きのこ類、ステーキなど)
  • 前歯で噛み切る・かじる動作が必要なもの(りんご、とうもろこし、骨付き肉、イカなど)

詳細はカウンセリング時に説明を行っています。

Q9. 矯正治療が終わったあと、歯並びが元に戻ってしまうことはありますか?

A9. 保定装置の使用を怠ると元に戻ってしまう可能性があります。

矯正治療を終えたあと、歯並びが元に戻ってしまう現象を「後戻り」と言います。
保定装置を正しく使用しなかった場合、歯の位置が変わってしまい正しく噛み合わないことがあります。
年2~4回は定期検診にお越しいただき、後戻りが起こっていないか確認しています。

時間をかけて綺麗に整えた歯並びが崩れないよう、保定期間中は保定装置をしっかりとお使いください。

Q10. 矯正治療の注意点はありますか?

A10. より丁寧なブラッシングと装着時間の厳守が必要です。

矯正治療で使用している装置によって注意点が異なります。

ワイヤー矯正の場合、装置が歯に付いたままとなりますので、歯みがきや食事に注意が必要です。
通常よりも丁寧なブラッシングを心がけてください。
また、装置の脱落・破損につながるような食べものはできるだけ避けるか、工夫して調理を行ってください。

マウスピース矯正など取り外しができる装置をお使いの場合、誤った使い方をすれば逆効果となってしまうことがあります。
着用時間と正しい装着方法の遵守をお願いします。
間違った矯正方法を続けていると、治療方針が変わり抜歯の必要性が出てくることもあります。

また、スポーツをされる方、管楽器・吹奏楽器の演奏を行う方にはマウスピース矯正をおすすめしています。
まずは一度ご相談ください。

成人矯正について

Q1. 大人でも矯正はできますか?

A1. 歯と歯ぐきが健康であれば年齢は問いません。

おとなになってからも矯正治療を受けることができます。
歯と歯ぐきが健康であれば動かすことができるため、基本的には何歳になっても矯正治療は可能です。

Q2. 目立ちにくい矯正装置もありますか?

A2. ニーズに合わせた装置をご用意しています。

社会人の方ですと、「矯正装置が目立つのが困る」という方もいらっしゃると思います。
当院では、目立ちにくい半透明な矯正装置や、裏側からの矯正なども行っていますので、ぜひご相談ください。

Q3. 矯正治療中に、妊娠しても問題ありませんか?

A3. 基本的には問題ありません。

長い期間のかかる治療ですので、妊娠など、大きくライフスタイルが変わることもあると思います。
妊婦さんの場合、レントゲン写真を撮ることは避けておりますが、矯正治療自体は問題ありません。

小児矯正について

Q1. 小児矯正のメリットは?

A1. 歯の土台となるあごの骨を整えることで、バランスを整えることが可能です。

成長途中であるお子さまは、歯や顎が動きやすいことが特徴です。
骨格が成長しきっている成人よりもお子さまのほうが歯を矯正しやすいと言えるでしょう。

Q2. 子どもの矯正のスタート時期は?

A2. 成長のスピードや個人差もありますので、一概には言えない面もありますが、4歳~10歳くらいがひとつの目安です。

「子どもの矯正治療って、いつくらいにスタートしたらいいのかな?」と思われる親御さまもいらっしゃるかと思います。
当院では乳歯が生えそろった4歳ごろから、永久歯が生えそろう10歳ごろまでの受診をおすすめしています。

とくに6歳ごろは第1大臼歯(6歳臼歯)が奥から生えはじめ、上下4つの前歯が生え変わる時期ですので、お子さんの歯並びや噛み合わせが気になる際にはご相談ください。

Q3. 小児矯正の「1期」「2期」とは?

A3. 治療の目的と適応時期が異なります。

お子さまの矯正治療は、あごの骨の成長を促進して、口内環境を整える「第1期治療」と、全ての永久歯をきん密に噛ませる「第2期治療」に分けられます。

お子さまの成長に合わせてあごの成長を促すことで、きれいな歯並びになりやすい口内環境を整えるのが第1期治療です。
第1期治療を受けることで、第2期治療を行わなくてもよくなるケースや、永久歯を抜かずに矯正できる可能性があります。ぜひご検討ください。

通常の矯正治療と同じ手順で、上下全ての歯にブラケットを装着する治療が第2期治療となります。
ご来院の際に永久歯が生え揃っているお子さまの場合、第2期治療からスタートすることとなります。

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